何を書けば良いのかわからない方へ。審査用の事業概要書(簡易版)の作成手順を解説します

METS運営責任者ブログ

目次 -Table of Contents-

レンタルオフィス「METSオフィス」運営責任者のオバタです。

METSオフィスでは、審査時に確認させていただく「事業概要書」をお申込みいただいた全てのお客様からご提出いただいています。

※2021年4月よりMETSオフィスの審査に事業概要書提出は不要となりました。他サービスへ提出する簡易事業概要書の作成ノウハウとして当記事は残しておきます。

形式張らずに簡潔にまとめたものでOKとしているのですが、「審査に通りやすい事業概要書の作り方が知りたい」「変なことを書くと審査に落ちてしまうのではないか」等のお問合せがお申込み件数に比例して増加してきたため、実際に簡易版の事業概要書を作る流れを解説しておきます。

「何を書けば良いかわからない」という方にも理解できるように説明していきますので、興味がある方はぜひご一読ください。

はじめに

事業概要書は、銀行等の審査用に作成する場合はしっかりと書く必要があります。今回は簡易版ということで、「METSオフィスの審査に提出したいけど何を書いたら良いかわからない」というケースを想定して作成デモを行っていきます。

■公共機関にも提出できる事業概要書を作りたい方はこちら
⇒ 公的機関や銀行等にも提出できる事業概要書(審査用)の作り方

作成するフォーマットについて

事業概要書をつくる際のフォーマットにはワード、パワーポイント、エクセルなどありますがPDFに出力できるのであれば何を使っても構いません。

有料のオフィス系ソフトウェアを持っていない方は、スマホでテキストをPDF化できるようなアプリを使ったり、PCなら「LibreOffice」等の互換性を持ったフリーソフトをインストールして使ったりといった工夫をしましょう。

1.まずは「代表者の略歴」から書く

レンタルオフィス・バーチャルオフィス問わず、オフィスサービスは何らかの事業用に利用することになります。その事業にどのように取り組んできたのか、または新しく始める経緯などがわかるような文章になっていれば問題ありません。

例1:
○○大学在籍時に不動産業に興味を持ち、XXXX年に大学卒業後、不動産会社△△で売買・賃貸仲介・管理等の経験を約10年積んできました。宅建の資格取得済で、不動産に関する業務は一通りなんでもこなせます。

例2:
○○高校をXXXX年に卒業後、○○株式会社に就職し事務職を5年間務めています。今年から副業で新しくネットショップとアフィリエイトを始めるため、コストを抑えられて信頼できるオフィスサービスを探していました。どちらも実務経験はありませんが本業があるため支払いに支障が出ることはありません。

2.事業概要

オフィスサービスを借りてどのようなビジネスを行うのか、具体的にわかるよう箇条書きでまとめます。虚偽の申請をしなければ他に特筆すべき問題はありません。

例1:
・不動産の売買、賃貸仲介
・不動産の管理、プロパティマネジメント
・不動産投資、アセットマネジメント

例2:
・小物を扱うネットショップの運営(主にアマゾン、メルカリ等)
・美容関連のアフィリエイトブログ運営
・女性用コスメを紹介するYouTubeチャンネルの運営
・noteでコスメ系ノウハウを販売

3.事業への想い

オフィスサービスを使って何をしたいのか、どんな目的で使うのかがわかるような文章になっていれば問題ありません。

例1:
不動産業界で培った10年の経験を活かし、顧客である投資家さん達の資産形成と投資を行います。ゆくゆくは上場する企業に成長できればと考えています。

例2:
ネットショップでは自作の小物を販売します。ブログや動画で美容に関する情報発信をして広告収入を得つつ、アフィリエイトではサプリメントなどを紹介していきます。自宅住所を使いたくないのでビジネス用の住所が必要です。副業なので大きく成長したいとは考えていませんが、細く長く続けていきたいです。まずは本業と同じくらいの利益を目指します。

4.取引先、その他企業情報等

既に取引先がある場合はその旨を、資本金や従業員数などの情報も書ける場合は書いたほうが審査担当者には好印象です。これから事業を始める場合など書けない時は無理して記入しなくても問題ありません。

例1:
取引先:三井住友トラスト、個人投資家その他ポータルサイト等
資本金:500万円
従業員数:3名

例2:
取引先:なし
資本金:なし
従業員数:1名

ワードの互換ソフトで入力した例

事業概要簡易版作成例1

上図はフリーソフト「LibreOffice」の「OpenDocument テキスト」というマイクロソフトOfficeでは「ワード」にあたるもので実際に事業概要書を作成したものです。テキスト部分には当ページの例1をあてはめています。

作成する際、特別な機能は使っていません。テキストを入力する以外だと「見出し」の機能を使ったこと、フォントを統一したことくらいです。

ここまで入力できたら左上にあるPDFファイルに出力できるボタンを押せば提出できる状態で完成となります。

審査に通るコツ

とりあえず、簡易版の事業概要書ならこれらの項目がしっかり書かれていればそれでOKです。これで審査にちゃんと通るのか不安な方もいらっしゃるかもしれませんね。

審査に通るかどうかは総合的に色々と見ているので事業概要書がOKなら全部問題なしということではないのですが、ひとつだけコツをお教えしますと……シンプルでも丁寧に書いてください。

長文で書いてほしいというわけではありません。短文でもまとまっていれば伝わります。「面倒だから適当でいいや」という気持ちが伝わってくるような文章になっていなければ問題ありません。

まとめ

事業概要書を提出することは、お客様からすれば手間だということは理解しています。面倒だから他のところで探そうと思った方もいらっしゃるかもしれません。

新規のお客様はとても大事です。1件1件のお申込みを大切に扱わなければなりません。同時に、私たちはサービスを提供していく上で既存会員様をお守りする責務もあります。何をしているのか不明瞭な方を通すわけにはいかないのです。

弊社は自社所有ビルで格安バーチャルオフィスを運営している点をメリットとして謳っていますが、安いからといって審査が緩く誰でも入れるような質にするつもりはありません。

格安でサービスを提供することができているのは、利益を取ることよりも理念を大事にして運営されているからです。まだ読んだことがないという方は、METSオフィスの理念やこれからの展望などを社長が語ったインタビュー記事にも目を通してみてください。

⇒ 一緒に社会貢献がしたい」社長が語るMETSオフィスの理念、運営について、今後のビジョン&起業家へのメッセージ

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