バーチャルオフィスの探し方ヘッド

レンタルオフィス「METSオフィス」運営責任者のオバタです。

バーチャルオフィスをはじめとしたオフィスサービスは、お客様目線で考えてみると探し出して比較・検討するまでの工程が多く大変ですよね。探している途中に面倒になってもうここでいいや!と妥協してしまう方もいらっしゃるかと思います。

「適当なキーワードで検索してパっと出てきたものから選ぶ」という方法がダメというわけではありませんが、自分のビジネスに合う最適なバーチャルオフィスサービスを見つけたいのであれば、多少面倒でもしっかりと時間をかけて情報を探し比較・検討する必要があります。

今回の記事では、効率的にバーチャルオフィスを探す方法としてMETSオフィス運営責任者である私が各種オフィスサービスを調査する際によく使う検索方法を皆様にシェアさせていただきます。

バーチャルオフィスだけでなく個室のレンタルオフィスなどを検索する際にも流用できます。ぜひ参考にどうぞ。

「安さ優先」のバーチャルオフィス

とにかく安いバーチャルオフィスを探したい方は「バーチャルオフィス+借りたい地名or駅名+格安or最安値」といったキーワードで検索してみてください。地名は県や市区町村を入れます。バーチャルオフィスを借りたいエリアがある場合は、必ず希望地名を入れるようにしてください。

希望地名を入力しない場合は、東京都内の格安バーチャルオフィス関連サイトが検索結果に出てきます。日本全国で最もバーチャルオフィスの需要があるのは東京都で検索数も他と比較して圧倒的に多いため、SEO的に東京都内のバーチャルオフィスばかりが優先的に表示されるのです。ですから、東京都外の格安バーチャルオフィスを探す場合、地名の入力は必須となります。

出てきた検索結果は、基本的には上から順に見ていくわけですがバーチャルオフィスを運営している会社の公式サイト以外は即閉じでも構いません。

「サービスの種類や質重視」のバーチャルオフィス

オフィスサービスの種類や質を重視する場合は、「バーチャルオフィス+借りたい地名or駅名」のみ、もしくは「バーチャルオフィス+借りたい地名or駅名+サービス名」などで探します。

バーチャルオフィスに関連するサービス名でよく検索されるのは「法人登記」「電話代行」「秘書代行(+英語)」「来客対応」「会議室」「シェアオフィス」などが挙げられますが、一々キーワードに含めて探すよりも「+地名or駅名」までにとどめておいて検索結果の上から見ていったほうが情報の取りこぼしを減らせるケースが多いです。

英語対応などの専門的な秘書代行やフレキシブルな来客対応、超ハイグレードな会議室やシェアオフィススペースの有無などが知りたい場合はサービス名を検索キーワードに含めてみても良いかもしれません。(例:「バーチャルオフィス 電話代行 英語」)

バーチャルオフィスに限らず全てのオフィスサービスに通じることですが、基本料金プランに含まれるオフィスサービスは運営会社により大きく異なるため、結局は各Webサイトを訪問し隅々まで確認することになります。

ここの手間はどうしても省けないので、見づらいサイトは即閉じて他を探すという方法もアリだと思います。先程と同じように検索結果の上から順に見ていって、運営の公式サイトを中心に確認していきます。

検索結果に出てくる広告も見ておく

検索連動型広告は邪魔だからアドブロックなどで非表示にしている方もいらっしゃるかと思いますが、バーチャルオフィスやその他オフィスサービスを探す際には一応目を通しておくことを推奨いたします。

バーチャルオフィスの探し方・広告枠

※検索連動型広告はタイトル下のURLの左に【広告】表記あり
 Googleは純粋な検索順位1位の上に4つ、10位の下に3つほど広告枠がある

最新の高度なアルゴリズムで決定されている純粋な検索順位があてにならないというわけではありません。検索したキーワードでどの業者が広告を出しているのか(純粋な検索結果の1ページ目、2ページ目以降のどの業者が広告を出しているのか)、どんな広告が出ているのかについてチェックしておくと後に比較検討する際の材料が増えるので必ず役に立ちます。

なお、広告から飛んだリンク先ページには誇大表記があったりするので情報をよく確認するようにしてください。特に「最安値」を含むキーワードには要注意。うまくぼかした表記で誤魔化しているサイトをチラホラと見かけます。

業者が1クリックに支払うコストは結構高かったりする

検索連動型広告には「推奨入札単価」という数値がキーワードごとにあります。これは「1クリックあたりこれくらいの金額を入札しないと検索結果の1ページ目に広告を出せない」という目安となる指標で、推奨入札単価を大幅に下回る価格で入札すると広告が全く表示されなくなります。

ちなみに「バーチャルオフィス 新宿」だと1,096円。「バーチャルオフィス 日本橋」だと745円です。新宿のバーチャルオフィスを探しているお客様をひとりサイトに呼ぶのに1096円……成約率がどの程度になるかにもよりますが、仮に1%だとしたら約10万円かけて成約1件という計算になります。顧客獲得単価は運営会社によって大きく異なりますが、基本的には広告費を払っても利益が出るよう運用されているはずですから、お客様目線ではその点も含めて探してみると面白いのではないでしょうか。

※各数値は2017年9月下旬調査時

ポータルサイトは見なくても良い

営利目的で運営されているバーチャルオフィスや個室レンタルオフィスのポータルサイトがありますが、こちらについては見ても見なくても構いません。私は他社のオフィスサービスを調査する際にポータルサイトまでチェックしていませんが、接点を増やすという意味では見ておいても損はないと思います。

ただし、ポータルサイトは借りたいエリアや地名における全オフィスサービスが掲載されているという保証がありません。単に掲載有料というだけで全ての運営会社が掲載依頼しませんし、無料であっても申請に手間がかかったりするのであれば敬遠する運営会社が出てきます。

結局のところ、バーチャルオフィスや個室レンタルオフィスを探す際には最終的に運営会社の公式サイトを確認することになります。概要+外部リンクのみ、もしくは概要すら無くバナーのみのポータルサイトで情報を漁るより地名を含んだ純粋な検索結果を上から順に見ていったほうが時短となる場合が多いです。

まとめ型紹介記事は見ても見なくても良い

昨今ではSEO的に強い「まとめ型紹介記事(オフィス名と簡易概要がひたすら羅列されているようなページ)」が検索で上位表示されているのを見かける頻度が増えています。

直近のGoogleアルゴリズムのアップデートにより、ランキングや比較型の記事は検索で上位表示されやすくなったように感じています。もちろんキーワードの種類によって程度の差はあると思いますが、購買(ご契約)に至る前に比較・検討するのが当たり前なバーチャルオフィス・レンタルオフィスというキーワードにおいて比較型のまとめ記事は検索上位表示し易いのかもしれません。

まとめ紹介記事を掲載しているサイトは、営利目的または一部業者のバックリンク的な役目として運営されているものが殆どです。よって、別にチェックしてもしなくても構いません。ただ、ポータルサイトと同じように営利目的で運営されている以上、全てのオフィスサービスが掲載されているわけではないという点は絶対に忘れないでください。まとめられた概要だけを見て各エリアの拠点やサービスを理解した気になるのは選択肢を狭めることになりかねず危険です。

単なる紹介の羅列ではなく、専門家の目線、解説、考察などがあるものは読む価値あり。
⇒ 東京都内で最安値はいくら?格安バーチャルオフィスを調べて比較してみた

検索順位は何ページまで見れば良いか

検索結果は1ページにつき10位ずつサイトが掲載されています。2ページ目以降(11位以下)は殆ど見られていないというデータもありますが*、私がバーチャルオフィスやレンタルオフィスを調査する際は5ページ目(50位)までは検索連動型広告も含めてしっかり見ています。
※Internet Marketing Ninjas社の調査によると10位のクリック率が1.64%(2017年)

お客様目線でそこまで徹底して見ろとは言いませんが、情報の取りこぼしをせずにしっかり調べたいのであれば3ページ目くらいまでは見ておいた方が良いと思います。

おまけ:関連性が低い広告が邪魔な時は……

バーチャルオフィスや個室のレンタルオフィスを検索して探していると、検索結果に求めていないキーワードの広告がチラホラ出てくることがあります。例えば「バーチャルオフィス 新宿」というキーワードで検索しているのに、新宿ではない他のエリアの広告が出てくるといったケースですね。

その理由はとてもシンプル。その広告を出稿している業者がキーワードのマッチタイプ(条件の絞り込み)を緩めに設定しているからです。

検索連動型広告は、キーワードに様々なマッチタイプを用いることで関連度の低い広告を出さないようにすることができます。逆に、絞り込みを緩くすることで関連度の薄いキーワードで検索したユーザーにも広告を表示することができてしまうのです。

バーチャルオフィスの探し方・広告枠(関連性低)

上図では「バーチャルオフィス 日本橋」で検索したのに日本橋に関係ない広告(神田のレンタルオフィスと港区のバーチャルオフィス)が出てきています。

この広告を出稿している業者が「部分一致」と呼ばれるマッチタイプで「バーチャルオフィス 東京」などのキーワードを使っていたりするとこういうことが起こります。

詳しい説明は省略しますが、検索連動型広告の部分一致というマッチタイプを使うと「バーチャルオフィス 東京」のキーワードで検索したユーザーに「バーチャルオフィス 新宿」「レンタルオフィス 日本橋」といったキーワードの広告を表示することができます。

これはキーワードの「表記の揺れ」と呼ばれており、広告予算が潤沢な業者などが敢えてマッチタイプを緩くして広く様々なキーワードからお客様を集めるために使う手法です。

しかし「バーチャルオフィス+地名」「+格安」といった複合キーワードでお客様が検索する場合、表記の揺れによって表示される広告は邪魔になることが多くなるかと思います。

純粋な検索結果から探したほうが効率的な場合は、ブラウザに「アドブロック」などの広告を非表示にする拡張機能を入れるという手もあります。(※広告非表示機能の使用を推奨するものではなく、探しづらい時の手法のひとつとしてご提案しています。)

まとめ

バーチャルオフィスの検索方法なんて聞かなくてもわかる、そう感じられた方もいらっしゃるかと思います。私がこの記事を書くきっかけになったのは、他社サービスからの移転希望の多さから「しっかり検索して自分に合うバーチャルオフィスを探さないお客様は思いの外多くいらっしゃる」ということを改めて感じたからでした。

最適な探し方といっても結局は泥臭くバーチャルオフィス運営の公式サイトを検索結果の中から摘んで見ていく形になるので結局面倒なのですが、最近は検索結果にノイズというか専門業者のものではないまとめ系の記事が上位表示されることが増えたため、原則的なバーチャルオフィスの探し方を改めて示しておいたほうがいいのではと思い記事にしてみました。

オフィスの移転にはお客様の貴重なお時間とお金がかかりますし、法人登記していれば事務的な手続きも必要となります。バーチャルオフィスは個室を借りるよりは安いオフィスサービスですが、払わなくて済むのであれば時間もお金も無駄にするべきではないと私は思います。

ビルやオフィスのグレードやサービスの種類・質は運営会社により異なるため、全ての個人事業主・法人様にとって最良のサービスとして選ばれるバーチャルオフィスは存在しません。だからこそ、ひとりでも多くの方に自分のビジネスに合うバーチャルオフィスを見つけてほしい。探すのに多少時間をかけたとしても、その時点では最良のオフィスサービスを選択してほしい。比較検討した上で弊社のサービスを選ぼうが、他社のサービスを選ぼうが同じことです。

何事も時間をかけて探すのは面倒ですが、バーチャルオフィスや個室レンタルオフィスは納得できるまでしっかり探したほうが後悔せずに済みます。初めてバーチャルオフィスを借りる方、バーチャルオフィスを移転する機会が多い方はぜひ参考にしてみてくださいね。