こんにちは、METSバーチャルオフィス運営責任者の内藤と申します。
お客様がバーチャルオフィスを選ぶ際、コスト面と同等に重視することが多い郵便物サービス。
運営会社によって細かいルールや料金などが異なるため、契約した後に「安さで選んだつもりの他社サービスが思ったよりも高かった」と後悔される方が後を絶たず、同様のご相談は増加傾向にあります。
近頃お問合せが最も多いのは、METSオフィスとGMOオフィスサポートの郵便サービス比較について。
「違う点を説明してほしい」「どっちがお得なの?」といったお声は後を絶ちません。
個別の質問回答だけでは対応に限界を感じていたこともあり、当記事より新たな試みとして『お客様からのご質問に対し、運営者だからこそわかる各社サービスの注意点(罠)やその背景について本音を交えつつ比較・解説するコンテンツ』を公開していくことにしました。
ここでしか読めない、運営側としては話したくないネタをなるべく盛り込む予定です。
結論から言えば……
とひとことにまとまらないボリュームなので長いですが、回答がほしい項目だけでもチェックしてみてください。
結論から知りたい方へ
細かいことはいいから、要点を比較した答えだけ知りたいという方のために先に結論だけ書きます。
理由はこの後に詳しく解説するので深く知りたい部分だけでもご確認いただけますと幸いです。
METSバーチャルオフィスがオススメな方
◯ 郵便や荷物の到着通知や不在票対応は無料でやってほしい
◯ 通知は差出人まで無料で確認したい
◯ 郵便トラブル時のために転送には追跡機能がほしい
◯ 郵便物は拠点に行って直接受け取りたい時もある
◯ 郵便物の破棄や転送タイミングを細かく指示したい
◯ 総合的に安くバーチャルオフィスを利用したい
GMOオフィスサポート(以下GMO)がオススメな方
◯ 月額1,100円追加してでも郵便物は写真で通知してほしい
◯ 来店受け取りはしない、ほぼ全て転送でOK
◯ 郵便物にトラブルがあってもOK、追跡はいらない
◯ 郵便物の転送タイミングを指定できなくても構わない
◯ 書留が届くたび1通ごとに660円かかってもOK
◯ 宅配便は勝手に受け取って転送してほしい、不在票対応が有料でもOK
あくまでも、郵便サービスに比重を置いた事例となりますのでご注意ください。
異なる利用用途の優先度が高い場合は話が変わってきます。
ここからは、具体的に二社の比較をしながら解説をしていきます。
郵便物の受け取りと通知について比較【METS vs GMO】

通知してくれる内容に違いはありますか?

METSオフィスでは無料でどこまで対応してくれる?
ここでの「受取」とは、お客様宛の郵便物をバーチャルオフィス運営側で受け取りお預かりするサービスを指します。
METS | GMO | |
---|---|---|
普通郵便の受取・保管 | ◯ 無料 |
◯ 無料 |
郵便物到着時の通知 | ◯ メールで通知(無料) メールに差出人名を記載 |
▲ LINEで通知(無料) 差出人がわからない |
郵便物の写真通知 | × サービス非対応 |
▲ 有料オプション 月額1,100円 |
お客様宛の普通郵便を運営側が受け取る際は、METSオフィスとGMOどちらも無料です。
運営側が普通郵便をお預かりする際に追加料金はかからない、とご認識いただいて問題ございません。
郵便物到着時の対応について、どちらも郵便が届いたらお客様へ通知を行っています。
METSオフィスはメール通知(無料)で差出人がわかるようになっています。
GMOはLINE通知(無料)で、差出人等の記載はなく、ただ届いたという情報だけが通知されます。
通知時に差出人を知りたい場合は、月額1,100円を追加して写真通知オプションを利用します。
METSオフィスには写真通知サービスがありませんが、無料のメールで差出人名までわかります。急ぎ対応する必要がある郵便のみ優先して来店受け取りまたは転送といった使い方をすることで転送コストを抑えることができます。
運営責任者のホンネ「郵便通知は無料で差出人までわからないと不便」
METSオフィスでは無料メール通知で差出人までお知らせしておりますが、GMOは「誰から届いた郵便なのかを知りたければ追加で月額1,100円を払いなさい」という料金システムとなっています。
「通知」というワードひとつとっても、どこまで対応してくれるのかを調べておかないとうっかり毎月1,100円を追加するハメになるかもしれないので注意が必要です。
誰から届いたものなのかわかるだけで、優先度の高い郵便だけをまとめて効率アップできるだけでなく、DM等いらないものを排除して転送コストを抑えられる場合もあります。
運営者としてお客様からいただくお声を総合しますと、無料の通知メールで差出人名さえ分かれば郵便物の重要度は判断できるため、追加の月額料金を支払ってまで写真を確認する必要はない、というケースが殆どだと感じています。
お客様が直接来店された時に郵便物を受け取れるサービスを比較【METS vs GMO】

METSオフィスとGMOの来店受け取りにはどのような違いがありますか?
METS | GMO | |
---|---|---|
来店受け取り (直接のお渡し) |
◯ 予約不要、無料 受取可能拠点の営業時間内で対応 |
▲ 前日までの予約必須 受取は指定拠点に限定 (例:拠点は横浜→受取は渋谷など) |
METSオフィスでは、来店予約は不要。
直接契約拠点に行くだけでお客様宛の郵便物を無料で受け取ることができます。
※無人受付である新宿三丁目拠点のみ、徒歩5分ほどの新宿御苑拠点でお受け取りとなります。
GMOも来店受取には対応しているものの、前日までの予約は必須。
また、受け取れる住所がエリアごとに指定されている(東京都内と神奈川県内は渋谷オフィス、関西圏なら大阪梅田オフィスなど)のでそこは不便かもしれません。
運営責任者のホンネ「来店受取は契約拠点で出来ないと意味がない」
GMOで来店受取したい方は、どの拠点で受け取れるのか事前に確認しておかないと電車賃や手間賃で転送したほうがマシと思えるコストがかかる場合があるのでご注意ください。
例としてGMO東京・神奈川拠点を挙げると、利用者は全て渋谷拠点での受け取りとなっており、横浜や秋葉原から電車移動すると30分程度かかってしまいます。
METSオフィスが自社所有ビル内で運営している一方で、GMOはサービス用にオフィスを借りて運営しています。
GMOが転送前提のサービス設計になっているのは、主に運営コストの問題。受付を全拠点に置けないからです。
来店受取はないものとして使わない、転送でOKという方はGMO。
好きな時に来店受取して転送コストを浮かせたい方はMETSオフィスをオススメします。
郵便物の転送サービスについて比較【METS vs GMO】

どちらがお得に利用できるのか違いを教えてほしい。


他のあらゆる要素を切り捨ててコスパに振り切ったGMO。
異なる点が多いので、細分化して比較しやすいようまとめます。
METS | GMO | |
---|---|---|
転送方法 | レターパックライト | 普通郵便 |
不要な郵便物破棄 (転送前・無料対応) |
◯ 無料の通知メールを確認後、依頼可 |
× 追加オプション 月額1,100円で利用可 |
転送時の郵便物追跡 | ◯ レターパックなので追跡可 トラブル時には追跡・回収可 |
× 普通郵便なので追跡できない トラブル時はお客様自身で解決 |
転送タイミング指定 | ◯ 選択可(月末、週末、都度指示) 不要な転送停止依頼OK |
▲ 都度指示以外は選べない プランによる指定日(月一、隔週、週一)に自動転送または都度指示 |
定期転送 | 693円(レターパック代込み) ※月一転送コミプランなら月1回までこの費用はかかりません レターパックに入りきらない場合:実費+550円(1000件あたり数件程度) |
150g以内なら無料 150g~4㎏(A4以下) 440円 150g~4㎏(A4超) 320~1,750円 4㎏超 は実費 ※速達・書留は1通ごとに別料金 |
即時転送(都度指示) | 1,023円(レターパック代込み) | 150g以内 550円 150g~4㎏(A4以下) 550円+440円 150g~4㎏(A4超) 550円+実費 4㎏超 550円+実費 ※実費の目安(約320円~1,750円) |
METSオフィスとGMOの転送サービスの大きな違いをまとめると……
・追跡可能なレターパックで発送するか、コスパのために普通郵便を使っているか
・転送タイミングや受け取る郵便物を細かく指定できるか、全くできないか。
・郵便物の転送料金が固定か、従量制か。
他に大きく違う点として、METSオフィスでは無料で差出人まで通知しているほか、転送前に不要な郵便物の破棄を受け付けており、無駄な郵便転送をまるごとカットできるようになっています。
レターパックライトには厚さ3cm、重さ4kgまでの郵便物が入るため、不要な郵便物を破棄していれば1回あたりの転送で容量オーバーとなることは殆どありません。(転送1000件あたり数件程度の発生頻度です)
GMOは郵便の追跡ができなかったり転送タイミングが指定できなかったりと使い勝手は悪いですが、定期転送の150グラム以内なら無料になる料金設定はコスパを重視する方にとって魅力的に見えるかもしれません。
GMOの「150グラム以内の転送0円」に潜むワナとは?
GMOの150グラム以内の転送が無料というのは回数が無制限なわけではなく(プラン別の定期転送回数分のみ)、どのような郵便でもまとめて転送できるわけではないのでご注意ください。
転送が利用できるプラン(月一転送・隔週転送・週一転送など)でも重量が150g以上の定期転送があればその分は追加費用がかかる点も注意が必要です。また、簡易書留・速達など郵便物の転送でも別途費用が発生します。
次の項目で詳しく説明しますが、税金関連や金融機関、役所などからは書留の郵便物が届くことがあります。
GMOでは書留1通ごとに660円~の追加コストがかかるため、150グラム以内は全部無料だと勘違いしていると想定外の出費に驚くことがあるかもしれません。
郵便物150グラム以内を超える頻度は?弊社データを検証
GMOの郵便物が重量によって料金変動するシステムでは、150グラム以内は転送無料となっています。
この郵便物150グラムという重量は一ヶ月以内にどの程度の割合で超えるのかを知りたい方のために、参考までに弊社のMETSオフィス利用者の転送時の重量を一定期間測ってみました。
サンプル期間は数ヶ月と短めですが、当データでは週1回の転送で18%、月1回の転送だと46%の方は150グラムを超えています。この方々はGMOを使っていた場合、追加の転送料がかかっているということになります。
郵便物の量が多い月や、厚みのあるものが届いた月などはさらに結果が変わる可能性があります。
週一転送(METS) | 月一転送(METS) | |
---|---|---|
150グラム以内 | 82% | 54% |
150g超~4000g | 18% | 46% |
4000g超 | 0% | 0% |
転送料コミのプランを比較したらどちらがお得なのか?
METSオフィスの転送料金コミの基本プランと、150g以下で転送料金が無料だった時のGMOの同等サービス基本プラン料金を比較してみた結果がこちら。
GMOは150グラム以下の転送料が無料ですが、それでもMETSオフィスのほうがお得なケースが多いです。
1ヶ月内に転送4回だとGMOのほうがお得に見えますが、書留は別料金である点、150グラムを超える分は追加料金がかかる点などを考慮すると、利用状況によっては割高になる可能性があります。
一方METSオフィスの転送サービスでは、レターパック1回分に重さ4kgまでの郵便を詰め込むことができるだけでなく、書留もまとめて転送対応しています。
複数回の転送が必要な方であっても、月内3回分以内に抑えつつ不要な郵便物は破棄依頼してレターパックにまとめるといった工夫をすることでよりお得に利用することができます。
METS ビジネス+月一転送コミ (郵便追跡可) |
GMO 転送重量が毎回150g以内 (郵便追跡できない) |
|
---|---|---|
転送 月1回 | 1,540円 転送料1回分693円込み |
1,650円 転送料0円 |
転送 月2回 | 2,233円 転送料1回分693円込み +転送1回追加 693円 |
2,200円 転送料0円 |
転送 月3回 | 2,926円 転送料1回分693円込み +転送2回追加 1,386円 |
3,190円 転送料440円+550円 |
転送 月4回 | 3,619円 転送料1回分693円込み +転送3回追加 2,079円 |
2,750円 転送4回の基本プラン ※書留は別料金 |
レターパックに限界まで郵便物を詰め込んだらどれくらい入るのか
角2(A4を折らずに封入)が9通、A4三折(一般的な横長の郵便)が23通、はがきが4通。
METSオフィスの転送で使われているレターパック1回分で、これだけの郵便物をまとめることができます。
ある程度郵便物が届く方であっても、転送タイミングが月に1~4回程度で済むのであれば、書留も含めてまとめて転送できるMETSオフィスのほうがお得に利用できる可能性が高いです。
運営責任者のホンネ「追跡しなければ安くできる。それでも安心を優先」
運営としての本音を言えば、転送には低コストで済む普通郵便を使い、トラブルが発生したときには「発送は行ったけど追跡できないからこれ以上はどうにもできません」といった対応で終わりとするのが最もラクだと思います。
トラブルに合ったことがない方はわからないかもしれませんが、郵便局等の配送業者も毎回全ての郵便物をスムーズに届けられるわけではなく、誤配や遅配することがあります。
郵便物を追跡することで、回収を含めたトラブル対応ができます。
追跡できなければ、配達員や転送に関わったスタッフにはどうすることもできません。
郵便物を預かる事業者として無責任な対応はできないと考えているため、お客様に不安を与えることがないようMETSオフィスでは追跡可能な方法を選んでいます。
税金や金融機関の郵便も届く!「書留・簡易書留」の受け取りと転送を比較【METS vs GMO】

有料の場合、いくらかかるのか知りたいです。
知らないとうっかり陥りかねない罠があるのでしっかり比較・解説していきます。
METS | GMO | |
---|---|---|
通知ルール | ◯ 郵便物の通知と同じ(無料) 無料通知メールに差出人記載 |
▲ 郵便物の通知と同じ 無料では差出人通知なし |
簡易書留・書留の来店受取 | ◯ 来店受取なら無料 予約不要、当日対応可 |
▲ 来店受取は、 前日までの予約必須 |
簡易書留・書留の転送 | ◯ 定期転送月1回まで無料 定期転送2回目~ 693円 即時転送1,023円 他の郵便物とまとめて転送可 |
◯ 自動で即時転送 150g以内 660円/通 150g以上 実費(670~1,100円) 他の郵便物とまとめて転送できない |
METSオフィスでは、無料で受け取り対応をしています。
お客様が受け取る際には、直接来店されるか、転送サービスを利用するかをプランにより選択することができます。
GMOは書留を受け取ったら自動的に即時転送される仕組みとなっており、1通あたり660円のコストがかかります。
また、総量が150グラム以上となる場合は追加で別途実費がかかるため書留が届く頻度が多い方は注意が必要です。
書留の手数料に潜む罠。想定外の金額になることも……
本格的にビジネス展開していくと、税務署や役所、金融機関などから書留や簡易書留が届く機会が必ず出てきます。
GMOの「1通ごとに料金が発生する仕組み」は想定外の追加費用になる可能性があるため、利用を検討されている方は、ご自身の事業内容や、届く可能性がある書留系の郵便物を事前に把握しておくことを推奨します。
書留・簡易書留で届く郵便物の例
【税金関連】
源泉所得税の納付書、法人住民税、消費税または所得税の申告書
【金融機関】
口座開設確認書(書留)、銀行カード(書留)、クレジットカード(書留)
預金残高証明書、振込通知書、クレジットカードの明細書
【役所関連】
役場や社会保険関係(書留)、ハローワークからの通知(書留)
労働保険に関する通知
【その他】各種サービスや商品のDM
運営責任者のホンネ「書留の転送コストは下手すると基本プラン料金を超える」
書留が届いたら自動で即時転送、1通ごとに660円の追加料金。これが天下のGMOクオリティです。
このような「1通ごとに料金が発生する仕組み」は他社のバーチャルオフィスでも採用されていることがあり、場合によっては想定以上の追加費用になる可能性があるので注意が必要です。
一方METSオフィスでは、来店すれば無料で受け取れる選択肢があります。
月一転送コミプランを活用すれば、転送しても無料。
書留は他の郵便物とまとめて転送できるため、書留が多く届く方はMETSの方がお得に利用できます。
税金関連、金融機関、役所関連などの書類は本業副業問わず誰でも届く可能性があります。
普通郵便の転送も含め、総合的になるべくお得に利用できるバーチャルオフィスを選ぶことを推奨します。
宅配便の受け取り、不在票対応、転送について比較【METS vs GMO】

不在票対応や転送部分の具体的な違いについて教えてください。
METS | GMO | |
---|---|---|
宅配便の受取 | ▲ 受取せず不在票メール(無料) 希望者のみ代理受取対応、550円/個 |
▲ 無料で自動受取 受取不可郵便物の場合: 不在票写真通知(下記参照) |
不在票対応 | ◯ メールで通知(無料) |
▲ 写真通知 220円 不在票原本が必要な場合: 転送 440円/通 |
宅配便の転送 ※実費は業者ごとに異なる |
◯ 実費+550円 (METS会員様の実費平均:約1,140円) |
◯ 実費 |
METSオフィスはお客様が最適な受け取り方法を選択できる
METSオフィスでは、基本的に宅配便の受け取り対応はしていません。(希望者のみ代理受取は可能)
その代わり、不在票の到着と内容(お荷物のお問合せ番号や配送業者名など)をメールで無料通知しています。
不在票対応のメリットは、お客様自身が最適な受取方法を選択できる点にあります。
最も効率的なのは、不在票をもとに配送業者へご連絡いただき任意の場所に直接転送することです。
METSオフィスでは宅配便の受け取り代行や転送も対応しておりますが、それらはあくまでもお客様から対応してほしいというご依頼があった時のみに限るという形にさせていただいております。
GMOは無料で自動受け取り対応。実質的な選択肢は転送のみ?
一見魅力的にも見える、無料で自動受け取り。
宅配便サイズともなると、お客様が受付へ取りに行き自宅などに持ち帰る事例は極めて少ないことが想定されます。
なので、GMOでは基本的に自動で受け取った後、実費で転送するという流れとなっていることが伺えます。
受け取り不可郵便や荷物があった場合、不在票の通知だけで220円。不在票原本を要求したら440円かかります。
荷物が多く届く方だと相当なコストになる可能性があるのでご注意ください。
運営責任者のホンネ「不在票を無料でもらって自分で指定したほうがラク」
宅配便の受け取りや不在票対応でMETSオフィスとGMOを比較するなら……
無料の不在票対応かつ自由な選択肢が欲しいならMETSオフィス。
転送料や有料の不在票対応は気にしないので勝手に受け取って転送してほしいという方はGMO。
という結論になります。
不在票は宅配便だけでなく、次の項目で説明する「受け取り不可なもの」にも関わってきます。
不在票対応が多くなりがちだけどコストは抑えたいという方は、不在票通知が有料だと困ってしまうかもしれません。
受け取り可能な郵便物や荷物の比較。不在票の罠はここにも?【METS vs GMO】

受け取れない郵便物や荷物にはどんなものがあるのか教えてほしいです。

受け取り不可 | METS | GMO |
---|---|---|
サイズや重さの規定 | 一辺の長さが50㎝以上 縦、横、高さの合計が120㎝以上 重さが10㎏以上 |
1辺の長さが60cm超~ 長さ、幅及び厚さの合計が90cm超~ 重さが15kg超~ |
本人確認が必須なもの | 本人限定受取郵便物 | 本人限定受取 |
現金書留など | 現金書留、電信為替 | 現金書留 |
法的書類など | 内容証明郵便 特別送達、裁判文書 その他公的、法的に効力のある文書 |
内容証明 特別送達 |
代引・着払い | 代金引換荷物 着払いの郵便物・宅配便 |
代金引換荷物 着払いの郵便物・宅配便 |
生ものや植物など | 生もの、生花、動植物 クール便、危険物 |
苗、苗木、茎、根 犬、猫、小鳥等のペット類 蚕種、危険物 |
不適切なもの | その他、弊社が不適切と判断した物 | 不潔な物品、腐敗・悪臭のある物品等、他の郵便物等に損害を及ぼすおそれがあるもの 遺骨、位牌、仏壇 上記以外で、弊社が合理的理由により受取り、保管又は転送が困難であると判断したもの |
METSオフィスとGMOを比較した場合、明確な違いと言えるのはサイズや重さの規定と、代引きと着払いの扱いくらいです。
他の項目はほぼ同じで、仮に該当しないものがあっても「その他、不適切だと判断したもの」に含めることで対応できるようにしている点は同じと言えるでしょう。
受け取り不可郵便や荷物への対応は、前項目で説明した宅配便と同様に「不在票対応」です。
METSオフィスはメール通知無料、GMOは写真通知に1件220円~かかります。
その後はご自身で配送業者様へご連絡いただき、別住所などへの再配達の手配をする流れとなります。
受け取り不可時の対応 | METS | GMO |
---|---|---|
不在票対応 | ◯ メールで通知(無料) |
▲ 写真通知 220円 不在票原本が必要な場合: 転送 440円/通 |
運営責任者のホンネ「受取不可郵便で怖いのは有料の不在票」
自分宛の郵便や荷物は予測がつくとしても、本人限定受け取りや法的書類が届けば受け取り不可となります。
また、例えば取引先から規格外の大きなサンプル品が送られてきたり、お客様から返品が着払いで送られてきたりと、受取不可郵便の対応は予期せぬ形で発生することもあります。
受け取り不可となっても、前項目で解説した「不在票対応」があるバーチャルオフィスサービスを利用していれば、最終的にお客様が受け取ることは可能です。
不在票対応は、METSオフィスでは無料ですが、GMOなら有料。
1通220円~が無駄なコストだとお考えの方は、METSオフィスや他の不在票対応が無料のバーチャルオフィスを選んだほうが後悔しないはずです。
まとめ
METSオフィスとGMO、どちらの郵便サービスがあなたの事業に合うかは、どのような郵便物がどれくらいの量届くか、そしてあなたが何を最も重視するかによって決まります。比較ポイントをしっかり見極めてください。
「届いた郵便物や書留の差出人まで無料で確認したい」
「郵便の転送コストを抑えるため主に来店受け取りを利用したい」
「郵便物に何かあった時にちゃんと対応してほしい」
「郵便物の破棄や転送タイミングを細かく指示したい」
「書留が多く届くので1円でも安く抑えたい」
「宅配便は勝手に受け取らず無料の不在票対応だけやってほしい」
「受け取り不可の郵便や荷物の通知にコストをかけたくない(無料でやってほしい)」
「総合的に安くバーチャルオフィスを利用したい」
上記のような安心と確実性を重視する方は、METSバーチャルオフィスがオススメです。
下記のような条件が当てはまる方にはGMOを推奨します。
「月額1,100円追加してでも郵便物は写真で通知してほしい」
「来店受け取りはしない、転送でOK」
「郵便物にトラブルがあっても気にしないので追跡不要」
「郵便物の転送タイミングが指定できなくても構わない」
「転送費用が多少変動しても気にしない」
「書留はあまり届かないし1通ごとに660円かかっても気にしない」
「週4回の郵便転送をするがすべて150グラムに収まり追加コストが発生しない」
「宅配便は勝手に受け取って転送してほしい、不在票対応が有料でも気にしない」
日々の業務効率に直結する郵便物対応についてしっかり把握した上で、比較検討すること。
これが失敗しないバーチャルオフィス選びには不可欠です。
どちらのサービスがより自分に適しているかを詳しく知りたい方は、遠慮なくご相談ください。
あなたの状況や希望にあわせて、最適で具体的なアドバイスが可能です。
当記事の著者
オリンピア興業株式会社 内藤竜太郎(METSバーチャルオフィス運営責任者)
賃貸不動産の仲介会社を経てオリンピア興業株式会社に13年間勤務。
宅地建物取引主任士、マンション管理士、管理業務主任者、ビル経営管理士などその他多数の不動産資格を保有。
※ 当記事のコンテンツは、公開時点で調査済みの内容となります。
※ プラン変更等で最新情報と異なる内容となった場合は、調査を行い記事の内容を更新いたします。